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本の茶屋

2006年に放映されたNHKの朝の連続テレビ小説『芋たこなんきん』、本当にほんとうに素晴らしい作品、再放送をしていましたが、最終回はNHKBSプレミアムで今日の午前7:15からと明日の午前10:45から、ううう……、北区上十条しかのいえです。

今週のしかのいえ本の茶屋は……

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◆9/17(土)
通常営業13:00~16:00の店開き。 
 
店主は午前中外出、
13:30過ぎ頃までにはお店に戻っている予定です。 
 
◆9/18(日)
通常営業13:00~16:00の店開き。
 
『地域人』のYさんも遊びにいらっしゃいます。
さて、どんな話になるかな……
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御書印めぐりみなさんも、どうぞお越しを~。

しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

同居している母は、今年80歳に。

しかのいえの1階で暮らす母と、2階で暮らす私とカミさんと子どもたち2人とは、普段は全く別々に生活しているのですが、土曜日の夜は、母が皆のためによく晩ごはん作りをしてくれます。

誠にありがたい限りで、皆で美味しくいただきながらあれこれおしゃべりをしていると、母の口から、4年前の暮れに亡くなった父・喜保(よしお)の話がしばしば飛び出します。

たとえば、

「この料理なら、喜保さんは美味しいって言って食べてくれたから」

とか、

「ボケちゃった後も、一緒に暮らしていると結構面白かったのよ」

とか、こんな調子です。

大切な人が、心の中で生き続ける。

目新しくもない常套句だけれど、父について話す母の姿を見ていて強く思うのは、この言葉は決してただの譬喩ではないということ。

「話をしている本人が、そのつもりになっているだけ」なのだとは、とても私には思えないし、皆で囲む食卓の輪の中に、父の気配がふと差してくるのを感じずにはいられません。

母は今でも父と生きている。

そして、そんな風に誰かを生かし、誰かに生かされる暮らし方がある。

私も受け継ぎたいです。

ではでは。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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