東京、今日の日中はまだ比較的暖かなようですよ、北区上十条しかのいえです。
本日11/8(日)、しかのいえ本の茶屋は13:00から16:00のオープン。
14:00からは、のんびりとこちらのイベントやってます。
ふらりとお越しいただいて全然OKですので、イベントページで参加表明だけしていただけると、しかのいえ的にも心の準備ができるのでとても嬉しいです。
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写真は、今日のイベントのオープニングで触れる本『ロバート・ツルッパゲとの対話』の裏表紙側にこっそりと書かれたメッセージ。
「本当に自分がやりたかったことを後回しに」せざるを得ない状況というものは確かにあります。
誰もが独りで気ままに生きているわけではないですから、これは仕方がないこと。
自分以外の誰かをケアする時間を懸命に生きねばならない時もある。
ツルッパゲさんだってそれを否定はしないはずです。
けれども私たちは、慣れ親しんだ「忙しさ」と果敢に闘わなくてはいけない。
そうも思うのです。
履きなれた靴のようにピタリとフィットしている日常のルーチンに溺れ切って、「多忙」を理由に自分の肚にフタをし続けると、いつか必ず手痛いしっぺ返しを食らうことになります。
肚にあるものは、頭にあるものと違ってウソをつきません。
そこにありたいから、素直にそこにあるだけなんです。
大抵はとても言葉少なに、でも地下深くの暗闇で育った鍾乳石のようにガンコに。
だから、それが静かにしているのをいいことにどれだけ見ないふりをしても無駄です。
いつかそれは、何かのきっかけを利用して、ああ忙しい忙しいと必死になって塗り固めてきた日常のあれこれをごっそりと押し流してしまうことでしょう。
やってきた流れを無理矢理に押し返そうとすれば、きっとあなたは頭と肚の間に挟まれて、後戻りできないくらい自分自身をぺしゃんこに押しつぶすことになります。
そうなる前に、たった5分の散歩でもいい、一杯の珈琲を丁寧に煎れるでもいい、温かいお風呂につかってから美味しい生卵かけご飯を食べるでもいい。
ほんの少しの間でいいから忙しさから身をもぎ離し、肚の底に目を凝らし耳を澄ませてみる工夫や習慣を暮らしの中に差し挟んでいったほうがいい。
地味で見栄えはしないかもしれないけれど、道端で呆けたように青空を眺めている人の偉大な勇敢さというものがあることを知ったほうがいい。
そんな風にも思うのです。
遠回りでもいい。
致命的な「後回し」よりは、遥かにましではないでしょうか?
どうぞよい日曜日を。
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「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
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