おはようございます。昨日とは一転、今日は寒くなりそうですね……
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大久保雄策さんの「第6期 小説作法ゼミナール」、開始前の最後のご案内です。
ご興味のない方は、ここで読むのをやめることをお薦めします。
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小説は本当に「自由」な表現だと、大久保さんは言います。
「小説の定義と言うのはせいぜい散文で書かれたものというぐらいでなんでもあり」なのだと。
たとえば「書き出しの一行を読んだら二行目を読まずにはいられない文章を考えて更に三行目も読まずにはいられない二行目を考えて」いく。
そんなやり方も成り立ちます。
ですから、これでいいという実感をもって小説の執筆を続けられるなら、わざわざ書き方を学ばなくてもいいのかもしれません。
しかし、書きたいけれど、
「何をどう書いていけばいいのか……」
そんな迷いがあるようでしたら、大久保さんのゼミはきっとお役に立てるはずです。
私も含めて、このゼミを受けて実際に書き始められた人は少なくないから。
大久保さんの掲げる小説の理想は、非常にシンプルかつ明確です。
「とてもついていけない……」
そういう人がいても、私はまったく不思議に思いません。
そのくらい他を容れないところがありますし、実際、残念な受け止められ方をしたこともありました。
でも、同時にこうも思います。
もしもあなたが小説をすでに書いているなら、大久保さんが目指している小説の高みを、自作の小説的な説得力を以って否定したり無視したりすることは容易ではない、と。
もしもそれができたなら、それ自体が、直ちに偉大な文業になっていることでしょう。
すみません、持って回った書き方になってしまいました。
大久保さんの理想は、学び甲斐があるだけでなく、そのくらい刃向かい甲斐もある。
私が言いたいのは、そういうことです。
まずは、大久保さんの考えを聞くところから始めるのもよいでしょう。
◆3/9(日)人生の大航海に小説(コンパス)を~第6回 編集者・大久保雄策の文芸復興講演会
そして「やってやろう」と思えたなら、ぜひご参加を。
◆4/6(日)大久保雄策の小説作法ゼミナール◆第6期・第1回◆
ゼミは、リアル参加が大原則ですが、止むを得ず欠席するような場合は、ゼミの模様を後日動画でご視聴いただけます。
写真は、昨年9月8日に開催した、第5期ゼミのスタートとなった第5回講演会の時の模様。
ゼミの卒業生のY井さんに、ゼミでの学びを通じて得た喜びのこと、創作のこと、そしてある文学賞を受賞したことなどを語っていただきました。
卒業生も含めて、書いている、書こうとしている仲間同士の交流も、このゼミの魅力のひとつです。
ゼミ生・ゼミ卒業生の希望者を対象に第5期から始まった、大久保さんによる「マンツーマン実作演習」もご好評をいただいています。
ピンときた方は、ぜひお越しください。
ご一緒に学んで参りましょう。
長文ご一読いただき、誠にありがとうございました。
ではでは。
「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com