TOY

本の出版

十条駅は今年開業111周年、こちらは、、、2周年、負けずにがんばろう!北区上十条しかのいえです。

5/19(水)、しかのいえ本の茶屋は13:00から16:00の店開き。

新茶がホントに美味しいですよ、どうぞお越しください。

しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

昨日の晩は、こちらのオンラインライブを拝見しました。

ジリリタの高島さんとセンジュ出版の吉満さんの対談です。

高島さんのご著者の出版をセンジュさんが今手掛けているということで、もちろんこれは本のプロモーションにもなっているわけですが、お2人のやりとりを拝見しながら、同時にそんな小さな枠には収まらない試みでもあるなと感じました。

読者である私たちは、通常出来上がった「本」をほとんど唯一の接点にして著者や出版社とつながります。

本の刊行前に著者のインタビューがリリースされたり、制作秘話が公開されたりもしますが、それも滅多にあることではない。

そんな構図の中で、昨日の約2時間に及ぶ対談は本の制作のプロセスの肝の部分を、ほぼそのまま読者と共有するアクトでもあったと思うのです。

ほとんど「公開取材」と言ってもいいくらいの内容だったはず。

そういうわけで、お話の中身も濃く、大変興味深かったわけですが、何よりすごいなと思ったのは、読者に対するあの隠し立てのなさです。

大人の事情で言えないこと・言わないことのひとつやふたつあるのは当たり前としても、それにしても昨日のお2人のあのノーガードっぷりは、見ていて気持ちがよかった。

人間丸ごと、全人格をかけて読者と交わろうとする著者と出版社の姿だと感じたし、この姿勢は、これからの出版が大切にしなくてはいけないことのひとつだと強く思いました。

ジリリタが世に送り出している「スラックレール」という「TOY」の使い方や遊び方を、事前にカッチリと決めてお客さんに押し付けたくないと高島さんはおっしゃっていました。

お客さんが自由に発想して楽しんで欲しいのだと。

対するセンジュ出版の吉満さんは、読者に答えを押し付ける本作りではなく、読者の中に豊かな「問い」が湧き起る本作りを大切にされています。

ダジャレみたいになっちゃいますけれども、「高島・吉満」のタッグは、「TOY=問い」の絆で結ばれてもいるようです。

対談イベント、次回も楽しみです。

ではでは、また。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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