「生活」とは別の時間

本の茶屋

夜明け前の南の空、オリオン座が綺麗ですよ、北区上十条しかのいえです。

10/2(日)、しかのいえ本の茶屋は通常営業13:00~16:00の店開きです。

御書印のお客様もお待ちしております~。

しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

昨日は、サトケンさん主宰の読書会でした。

美味しい飲み物を楽しみながらまずは各々読書タイム、その後みんなでおしゃべりするといういつもの流れ。

ご参加のみなさんと、午後の良いひと時を過ごすことができ、とても嬉しかった。

「他の参加者に聞いてみたい事」があれば一言とサトケンさんから促され、「読書の時間をどうやって捻出していますか?」と尋ねてみました。

長いながい勤め人時代。

主に仕事の最中の移動時間が私の読書タイムだったのですが、そのリズムを失って、実は読書する時間がものすごく減っていたのです。

「みんなはどうしているんだろう?」

自然に湧いてきた疑問を、そのまま口にしていました。

「朝の家事をしている台所で、5分だけ」

「移動のバスの中で」

「仕事の後、職場の食堂に残ってそこで1時間」……

すごいですね、みなさんそれぞれに時間をやりくりし、日々ページをめくっていました。

私たちは日頃、とかく生活することに忙しいです。

次から次へとこなすべきタスクがやってきて、その応接にあっぷあっぷしています。

ならば、もしも1ページでも読書をしたいなら、私たちは何よりもその忙しさに抗わなくてはいけない。

工夫を凝らして忙しさに抵抗し、「生活」とは別の時間を作り出さなくてはいけない。

そうやって生み出された時間は、きっと本を読むことだけに役立つものではないはずです。

それは、新しい生き方や暮らし方を紡ぎ出すための、ささやかだけれどもっとも重要な入り口ひとつになることでしょう。

写真は、先日参加した早朝ポタリングの時に見た景色。

綾瀬の街から江北橋界隈に帰ってきて、日頃から馴染みのある公園に自転車を停め、同行者の友だちとあれこれおしゃべりしている時に目に留まった眺めです。

考えてみれば、あれも「生活」の流れから切り離された、貴重なすきま時間だったなあ。

そういう時には、普段目に入っていても見過ごしているものに、意識がいくものなんですね。

「生活」とは別の小さな時間。

しかのいえにも流れていますので、どうぞご活用ください。

ではでは。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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