昨日の夕立と白い熱線のごとき雷、いやはや凄かった、北区上十条しかのいえです。
8/14(金)、今日のしかのいえ本の茶屋の店開きは午後13:00から16:00まで。
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「この本面白いなあ」とか「この人の取り組みが興味深い」と思って、その本の奥付なり、取り組みのスタートなりを確認すると、2015年と記されていることが結構あるんです。
あるいは、プラス1年で2016年というのも多い。
もちろんこれは個人的な話なのですが、9月12日にしかのいえで対談イベントをする吉満明子さんが、センジュ出版を旗揚げしたのも2015年です。
「なんで2015年?」
と常々不思議に思っていたのですが、先日、吉満さんと打ち合わせという名のよもやま話をするため、センジュ出版のホームグラウンドである千住の町にお邪魔をして、いろいろと語り合う内に、この年号の秘密がぼんやりと見えてきました。
2015年はもうひとつの年号、2011年と関係があるのではないか?
あの年の3月11日に起きたあまりにも巨大な出来事は、多くの表現者たちから根こそぎ表現を奪い去りました。
言葉と光は見失われ、歌と音楽は止み、踊る身体は凍りついた。
この私ですら、当時ちょこちょこと更新していた拙いブログを一文字も更新できなくなったのですから、ましてや鋭敏な表現者たちにおいておやです。
あそこで暴力的に表現を堰き止められた者たちが、もがきにもがいてもう一度立ち上がり、誰かに向かって何かを差し出せるようになるまで、4年、5年という長い時間が必要だったのではないか?
ちなみにウィキによれば、2016年に公開された映画「シン・ゴジラ」のクランクアップは、2015年の10月末でした。
力のある表現、偉大な表現の奥底には、何もかもを押し流してしまうような計り知れない悲しみが往々にして秘められている。
そして、然るべき追悼と鎮魂を成就させ、生への意欲を呼び戻す大きな光を得るためには、私たちは胸の内で鼓動を感じながら、小さな、あまりにも小さな一歩を日々重ねていくしかない。
写真は、センジュ出版の創業からの5年間の歩みと次の一歩を探る9月12日のイベントの、新しいアイコン画像。
先日の千住でのよもやま話中に撮った写真を使っています。
当日、真面目くさった話をするつもりは毛頭ありませんし、笑いの絶えない時間になること必定ですが、すべての熱を、私たちの2011年3月11日にも捧げようと思います。
ではでは、また。
(※写真撮影:KANOKO)
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鹿野 青介さんの投稿 2020年8月13日木曜日
「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com