私の『しずけさとユーモアを』

本の茶屋

自分宛ではないとは言え、ラブレターの到着をひたすら待つ生活、平安貴族ってこんな気分だったのか?北区上十条しかのいえです。

7/18(日)、しかのいえ本の茶屋は13:00から16:00の店開き。

13:00からは、こちらの「読書会イベント」を店内で開催しています。

こめかみに血管を浮き立たせ、口角泡を飛ばして丁々発止の議論を交わすというような会ではありません。

一冊の本を仲立ちにして、おしゃべりしたり、時々黙ったりする会です。

今のところ、お一人様のご参加表明をいただいています。

久世さん、誠にありがとうございます!

他に誰もいらっしゃらないようなら、久世さんと、カミさんと私と、三人で、のんびりじわーっといってみます。

こりゃ贅沢。

楽しみです。

しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

写真は、私の『しずけさとユーモアを』。

読み返すうちに、残念ながらオビは切れてしまい、上品なオフホワイトのカバーの紙も少しくすんできました。

この本から、私はいつも励まされていますし、大切なことをたくさん教えてもらいました。

その大切なことの、大元のところにあるもの。

それは「目の前にいるひとりの人を、決して疎かにしない」ということです。

いかがでしょう?

こうして言葉にすると「ふーん」くらいの感じかもしれません。

でも、いざ本当にやってみようとすると、これはかなり難しいですよ。

実際、こういう構えは、久しい以前から、至る所でどんどん失われ続けているように感じます。

もしもこれが生き物だったら、きっと「絶滅危惧種」に分類されることでしょう。

『しずけさとユーモアを』の著者、吉満明子さんは、本の出版の世界でこれをやろうとしている人だと私は思っています。

吉満さんの、あえて「絶滅危惧種」を目指す道行きの先に、もしもそのままの結果しか待っていないとするなら、本の出版に未来なんてありません。

「ひとりの人」が粗末に扱われる本。

そんなものを読んだところで、最初は騙されるかもしれないけれど、最後の最後には誰も嬉しくなれないだろうし、誰も喜ばないものに、人が対価を支払い続ける理由はないだろうから。

本の世界に限らず、自分が関わっている世界で「ひとりの人」を大切にしたいと思っている方は『しずけさとユーモアを』をぜひ手に取って、ページをめくってみてください。

きっと、パワーをもらえるはずです。

ではでは。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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