2つの時間

20201209tyuoukouennkeyaki02 リコーダー教室

昨日過ごした独りの時間、自分との対話で始まり締めくくりは突然のゲストによるベーゴマレッスン、どっちも新鮮&刺激的!北区上十条しかのいえです。

今日12/9(水)、しかのいえ本の茶屋はスタッフ2名が都内某所に出張のため【臨時休業】です。

悪しからずご了承くださいませ。

明日の12/10(木)はしっかり店開きいたします。

みなさまのご来店を楽しみにお待ちしております。

◆しかのいえ本の茶屋とは?
https://shikanoie.com/blog/posts/861

11/23に開催された中川つよし門下のリコーダー独奏の会。

その時の音源をここ数日ずっと聴いています。

演目は一本のアルトリコーダーとチェンバロの伴奏で奏でられるソロ・ソナタ。

あるいは同じ楽器の編成で奏でられる、他の楽器のために作られたトリオ・ソナタ。

伴奏してくださってる先生方のチェンバロはもちろん素晴らしい。

様々なレベルにいる中川門下生たちの演奏を、時に優しく寄り添うように、時に力強く背中を押すようにしてサポートしてくださっています。

他方でリコーダー奏者たちの演奏はどうか?

これはもう本当にいろいろ。

みな精一杯に張りつめながら、それぞれの理想目がけて吹いているわけなんですが、運指間違いあり、吹き損じあり、音のかすれあり、突然の音の欠落あり。

私も含めてこけつまろびつ、悪戦苦闘しながら進んでいます。

でも、音源を繰り返し聴きながら感じるのは、どのリコーダー奏者にも、まるで強い気流に乗るようにして音が伸びやかに、高らかに響き、音楽がこちらに迫ってくる時間が必ずあるということ。

これが、本当に美しい。

反対に、水の中に突然放り込まれ、もがくようにして進む時間も必ずあって、そういう時には音楽も水中に閉じ込められてこちらまで届かない。

これは聴いていてとても苦しいのです。

まったく性質の違う2つの時間の中で、演奏者に一体何がおこっているのか?

リラックスしているとか緊張しているとか、そういう違いはあるのしょうが、ではなぜそうなるのかという疑問は依然として残ります。

この問いをきちんと掘っていくと、他のいろいろな場面でもよいパフォーマンスを発揮するための秘訣のようなものにたどり着けるかもしれない。

写真は、つい先日、朝の散歩の時に家の近くの公園で見かけた光景。

20201209tyuoukouennkeyaki02

前夜の雨で落ち葉が湿っていて、葉を踏む音は聴けませんでしたが、この時期には珍しい朝もやの中に独り立つ欅が力強く、凛々しく見えました。

ではでは、また。

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「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
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