旅立ち

本の茶屋

外出から帰ってマスクを外すと「あ、これが家の匂いなんだ」と思う北区上十条しかのいえです。

本日2/2(火)、しかのいえ本の茶屋は定休日です。

今週、本の茶屋は、明日2/3(水)からの店開きです。

しかのいえ本の茶屋とは?

写真は、こちらのラヂオでご紹介した『悲しみの秘義』。

しかのいえにあった最後の1冊が、本日、郵便局のお手をお借りして旅立っていく予定です。

おおたにさん、誠にありがとうございます!

この本の著者、若松英輔さんは、小林秀雄さんの仕事の重要な継承者の一人です。

彼らが言葉の工夫を尽くし、苦労に苦労を重ねて表現しようとしている「心の不滅」という主題は、単なる彼らの「主張」や「視点」、あるいは「価値観」に止まるものではありません。

「若松さんや小林さんはそう考えているんだね、私はそうは考えないけれど」と簡単に片付けられない根を、考察の対象の側にも持っています。

つまり心の不滅とは、決して彼らの「好みの考え方」ではありません。

生きている限り私たちが重力の影響を免れられないように、逃れようにも逃れられない現実であり、私たちの日々の格闘の対象でもあるのです。

若松さんや小林さんの本を読めばよむほど、また一日一日と生きればいきるほど、私の中でこの思いは強く、固く、巻き締められていきます。

果たしておおたにさんは、どんな風にお感じになるでしょうか?

機会が許しましたら、ぜひ感想などお聞かせいただけると嬉しいです。

ではでは、また。

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「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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