調教

本の出版

ピラカンサ(トキワサンザシ)の実が、少~し赤く色づき始めましたね、北区上十条しかのいえです。

10/4(月)、しかのいえ本の茶屋はお休みです。

今週は10/8(金)からのオープン予定。

9/30で緊急事態宣言が明け、昨日一昨日と、しかのいえにもたくさんの方にお運びいただきました。

誠にありがとうございます!

感染予防対策の基本を忘れず、少しずつできること増やしていけたらいいですね。

しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

自分が書いた文章を見られると恥ずかしい問題」にお付き合いいただき、ありがとうございます。

もう少しだけ続きます。

よろしければどうぞご覧ください……

……今思えば、『ソシュールの思想』についての私の文章は、クイズのように「答え」を言い当てるためのものではなかったし、ソシュールの学説の「正しさ」を主張するためのものでもありませんでした。

もちろん、丸山圭三郎さんが描くソシュールの「説」を限りなく正確に理解したいという、激しい欲求があったことは疑いようがありません。

でもそれは、丸山さん経由で届けられたソシュールからの素晴らしい贈り物を、誰よりもしっかりと味わいたいと思ったからです。

「こんなにすごいものをもらっちゃったんだ」

と、誰よりもきちんとわかりたかったからです。

そして、丸山さんと、既にこの世の人ではなかったソシュールに、最上級の敬意と称賛を贈りたかったから。

プレゼントの贈り主に自分の喜びを伝えるのって、実はとても難しいことですが、もしも成功したら、こんなに嬉しいことって他にあまりない気がします。

『ソシュールの思想』に関する私の文章は、それまで私が学校という場所で書いてきたすべての文章と、完全に違っていました。

書いたものは全部「答え」として取り扱われ、残らず正解と間違いに仕分けされる、そういう場所で書かされてきた文章とは。

「自分が書いた文章を見られると恥ずかしい」という気持ちは、

「もしかしたらこれは『間違い』かもしれない」

という恐れと切り離せないように思います。

私たちの多くは、学校という場所で、文章を書くたびにこうした恐れを抱かされるように調教されて育ちます。

……今日はここまで、明日に続きます。

ではでは。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

コメント

  1. […] 「自分が書いた文章を見られると恥ずかしい問題」、おつき合いをいただき感謝です。 […]

タイトルとURLをコピーしました