読書という孤独

本の茶屋

友だちから名前を教えてもらったレモンイエローの小さな花、待宵草、今朝の荒川土手にも咲いていました、北区上十条しかのいえです。

しかのいえ本の茶屋の次の店開きは9/9(金)の13:00~16:00です。

御書印めぐりのお客様もどうぞご注意くださいね。

しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

昨日はイベント本とお茶の時間でした。

ご参加いただいたみなさま、良い時間を共有してくださり誠にありがとうございました!

イベントでは、参加者各自が最初の30分ほど持参した本を読みます。

写真の通り、ジャンルも内容もバラバラですし「これを読まなきゃダメ」ということもありません。

お好きな本を読んでいただきます。

昨日、改めて印象深かったのは、ご参加の皆さんの本を読む姿でした。

本の上にうずくまるようにして、黙々と文字を目で追い、ページをめくっていくその様子は、実に孤独な感じがしました。

各々の歴史を背負いながら独り言葉を受け取り続け、密かに心揺さぶられ、時に立ち止まって途方に暮れ、自問自答し、また先へと進んでいくのです。

でも、その孤独は「孤絶」ではないようです。

30分の読書の後、読んだ本のことについて1時間ほどみんなで気軽におしゃべりをするのですが、そこで生まれる言葉のやり取りが、実に良いのです。

社交辞令や世間話で私たちが使う心の領域よりも、もう少し深いところでつながりが生まれます。

それぞれが掘り進めた心の深度に従って、どうやらつながりの深度も増していくようです。

読書がもたらしてくれるようなタイプの孤独は、単に人を切り離すのではなく、反対に人が深くつながっていくための不可欠の条件ではないか?

そんなことさえ言いたくなってきます。

少しでも体感してもらえると確実に伝わるのですが、何とももどかしいです。

しかのいえでは、10/1にもまた読書のイベントがありますので、ご興味ある方はぜひ。

では、では。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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