「I.S Sonata2 Preludio Largo」という名の小さな絵

20240411_I・S_Sonata2_Preludio_Largo02 リコーダー教室

今年はお花見に何回行きましたか?北区上十条しかのいえです。

今週のしかのいえ本の茶屋の営業は……

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◆4/11(金)
通常営業で13:00~16:00の店開。
13:00~16:00の店開きです。

◆4/12(土)
「ワイガヤ座談セミナー」は満員御礼!

同セミナー開催につきベージュ・コミュニティ・スペースに
出張しますので臨時休店です。ご注意ください。

◆4/13(日)
通常営業で13:00~16:00の店開。
13:00~16:00の店開きです。
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写真は、3/31、北とぴあで開催された「リコーダー独奏の会」で私が演奏した、イグナツィオ・ジーバーのソナタト短調 第2番を聴いた方が描いてくださった絵。

20240411_I・S_Sonata2_Preludio_Largo02

大きさは葉書くらい。

暖かく淡い色彩が霧のように立ち込めて独りの人物を包み込む牧歌的な構図の中に、有るか無いかの影が差す独特な画面です。

演奏の手応えをこんな形で感じさせてもらえたことが本当に嬉しかったわけなのですが、私はこの絵に、第一楽章「Preludio Largo」に親しく通じる所を感じました。

絵の作者にその旨をお伝えしたところ、彼女にもそういう思いがあったことがわかり、

(やはり……)

と、腑に落ちた次第です。

絵の名をお尋ねしたところ、ソナタの第一楽章のタイトルそのままで良い、とも。

小池耕平氏のCDに収められた井上亨氏の解説によれば、イグナツィオ・ジーバー(Ignazio Sieber:1688-1761)は、近年になってその活動が少しずつ明らかになってきている音楽家。

ウィーン郊外で生まれローマやヴェネチアなどで活躍した、優れた管楽器の奏者だったこと以外は、まだほとんどわかっていないというのが実情のようです。

300年以上前に生まれて彼の地で一生を閉じたジーバーにとって、自分の曲を300年後の極東の島国に暮らす男が演奏したり、その演奏を聴いた女性が絵を描いたりするとは、きっと思いもよらないことだったでしょう。

「I.S Sonata2 Preludio Largo」という名の小さな絵。

ジーバーさんにも観てもらいたかったなあ。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
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