説明上手

本の茶屋

ここのところ、温かいお風呂につかるのが気持ちよ~くなってきた北区上十条しかのいえです。

今週のしかのいえ本の茶屋の営業は……

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◆9/6(金)
通常営業で13:00~16:00の店開きです。

◆9/7(土)
通常営業で13:00~16:00の店開きです。

◆9/8(日)
大久保雄策さんの講演会につき臨時休店です。
どうぞご注意ください。
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しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

人にものを頼む時にとても要領よく話せたり、分かりやすい依頼の文章を書けたりする人がいます。

何を、いつまでに、どんなふうにやって欲しいのか手に取るように把握できるので、頼まれたほうも安心して動けます。

ところで、こういう「説明上手」な人が、もしも小説を書きたいと思ったら要注意です。

なぜなら小説は「説明」だけでは書けないからです。

往々にして求められるのは、ある場面を「説明する」言葉ではなく、「描く」言葉だからです。

言い方を変えるなら、読者に「理解してもらう」よりも「感じてもらう」ことの方が、優先順位が上だからです。

たとえば「私はその時驚いた」という説明だけでは、この「私」が一体どのように驚いたのか、読者には十分に感じられません。

その驚きを読者に味わってもらうための、もっと別の書き方が求められるのです。

「説明上手」な人は、聞き手に余計なことを考えさせたり、聞き手を不安にさせたりすることがほとんどありません。

皆で快適に生活するためにはとても役立つこの素晴らしい長所も、小説の執筆では仇になることがあります。

読者の想像力を大いにかき立て、心を鷲づかみにして揺さぶらなくては、最後の1ページまで読んでもらえないからです。

では、何をどのように書いていけばいいのか。

ご興味のある方は、ぜひ明後日の大久保雄策さんの講演会にお越しください。

確実にその一端に触れられるはずですよ。

ではでは。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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