3/29(土)に開催した、アルソスの林さんによる、本の出版マンツーマン相談室。
「人生相談をさせて頂いたように感じました」
ご参加のFさんからいただいたこの一言が、まだ心の中で鳴り続けています。
今、ZINEも含めて、「本」というモノを作ることは実に手軽に、簡単になりました。
ある程度の費用さえかければ、一流の新刊書店さんやネット書店さんに立派に流通する「本」を刊行することも難しくありません。
それだけに、です。
「皮(がわ)」だけ作って満足できるのか。
見てくれだけ整えて、安い称賛を浴びられれば、それでいいのか。
「本」という器に盛りつけ、後世に残すに相応しい中身。
細切れのお役立ち情報には決して分解できない何か。
一ページの一文字目から数百ページの最後の一文字までを、心熱くしながら潜り抜けてもらうことによって、肚の底に初めてずっしりと届けられる何か。
果たして、そんなものを自分は持っているのか。
あの時間の中で、Fさんが激しく自問していたのはこういう問いだったと拝察いたします。
そして、林さんからのアドバイスの具体的な内容についてはここではお伝えできませんが、それを受けてのFさんの言葉が冒頭に引かせていただいた一文です。
本を書くための自問自答が、自分の人生を生きる意味を真剣に問うことに、いつの間にか限りなく近づいていく。
面倒で厄介なことかもしれないけれど、これは、これからの意義ある「本」創りにとって、ジャンルを問わず必ず踏むべき道行きになるのではないか。
ならばそのサポートが、生きることのサポートに少しばかり近づくことに、何の不思議があるだろうか。
そんなふうに感じています。
Fさん、ご参加いただきありがとうございました。
大切なことに気づかせていただき、心から感謝申し上げます。
ご縁がありましたら、ぜひまたお目にかかりましょう。
林さん、ありがとうございました。
お手間もお時間もかかることで頻繁には難しいかと思いますが、これからもおつき合いをいただければ幸いです。
ではでは。
「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com