言葉の記憶 調べの記憶

リコーダー教室

おはようございます!北区上十条しかのいえです。

今週のしかのいえ本の茶屋の営業は……

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◆5/31(金)
ワンオペで頑張ります!
通常営業で13:00~16:00の店開きです。

◆6/1(土)
大人気のおつまみ料理教室開催につきお休みです、
ご注意ください。

◆6/2(日)
通常営業13:00~16:00の店開きです。
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朝、健やかに目が覚めると、誰もが昨日話していた言葉でしゃべり出す。

洋の東西、古今を問わず、言葉にまつわるこの経験から逃れられる人はいません。

ならば「おはようございます!」と誰かと言葉を交わした途端、私たちの片足は過去の記憶に浸されていることになります。

ではその時、私たちが踏んでいる記憶の影は、どこまで遡っていくのでしょう。

今日の私が昨日の私と同じ言葉で、昨日の私が一昨日の私と、一昨日の私が三日前の……というふうに続いていくとするなら。

十日前でしょうか。

一年前、五年前、十年前でしょうか。

それとも……

写真は昨日の午後の日暮里サニーホール。

ラ・ガラッシアのみなさんのコンサート「Dolce Melos~古人(いにしえびと)の心 遥かなる時空(とき)を超えて」が始まる前のひと時を写したものです。

主宰の小川美香子先生の言葉を借りると、この「中世音楽と現代音楽の融合に挑む」コンサートは、「和と洋の『書』の美しさ」にも注目したものでした。

取り上げられた題材は、聖母マリアのカンティガ集、萬葉集、古今和歌集など。

リュート、中世フィドル、中世ハープ、中世ダルシマー・打楽器、そして歌による一時間ほどのプログラムは、私たちの言葉の記憶が到達し得る、過去と距離の果てしなさを直知させてくれる、驚くべきものでした。

個人的には、萬葉集の言葉と調べの、沁み通ってくるような生々しさと美しさには、戦慄にも似た衝撃を受けました。

本当に素晴らしかったです。

お誘いくださった坪田一子先生、ありがとうございました、まだ余韻に浸っています。

では、では。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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