あやとり

縁がわ大学

そう言えば、今年はまだモモヒキを履いていなかった東京都北区しかのいえです。

今週のしかのいえ本の茶屋の営業は……

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◆11/22(金)
通常営業で13:00~16:00の店開きです。

13:30に初めてお見えになるお客様がお1人、楽しみです!

◆11/23(土)
……わくわくしています、5周年記念イベント開催!
本の茶屋は臨時休店です、悪しからずご了承ください。

◆11/24(日)
スタッフ両名出張につき臨時休店です。
来週ぜひお越しを!
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しかのいえ本の茶屋のご案内・アクセス

子どもの頃、「あやとり」ってやりましたか。

両手で操れるくらいの大きさの紐の輪を使って、ほうきやら梯子やら東京タワーやら、いろいろな形を作るあの遊びです。

独りでやるより、2人で交互に紐を取り合いながら、代わりばんこに新しい形を作っていくやり方が楽しかった。

上手な友だちが、思いもよらない場所に指をかけたり、有るか無いかの小さな穴に器用に手首を潜らせたりして私が差し出したあやとりを素早く引き取った途端、まったく新しい形が目の前に現れた時の驚きと興奮。

今でも憶えています。

ゆにさんの料理教室の様子を先日拝見しながら、このあやとりのことを思い出していました。

キッチンカウンターの向こうで、料理の手を止めずに今日の食材や調理法について話をするゆにさん。

ゆにさんの話を受けて、少し違った視点から質問を投げかけてくる生徒さん。

投げかけられた質問をヒントに、ユーモアを交えながら話を膨らませたり転換したりしてまた戻すゆにさん……

そういう、言葉のあやとりを一緒に作っていこうとするようなやり取りが、良い空気感に満ちた「場」を少しずつ膨らませていったように思います。

「対話」って、きっと言葉のこういう与え合いのことを言うのですよね。

相手の話を踏み台のようにして、自分が話したいことだけ話すのとも違う。

相手の話の中で、自分が気になることだけを問い質すのとも違う。

あやとりを挟んで対面する2人のように、互いにその向こうにいる人に思いを致しながら言葉を紡ぎ合う。

歌で言うなら、独唱の競い合いではなく、ポリフォニックな二重唱。

日頃、なかなかお目にかかれない場面です。

明日のしかのいえにも、優しく柔らかな天幕みたいに、あんな「場」が膨らんでくれるようがんばろう。

ありがたいことに会場はかなりパンパンになる予定ですが、ドタ参加大歓迎ですよ、どうぞお気軽にお越しを。

ではでは。

「暮らし」から「つながり」と「仕事」を作る実験室
暮らすLaboratory しかのいえ
公式サイト https://shikanoie.com

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